音読っていう文字、響きだけで気が狂いそうになりますよね。とても分かります。
今回は私が学生時代、音読をどう乗り越えたか対策をお伝えしていこうと思います。
残念ながら、小学校の国語の授業ではほぼ確実に音読の時間がありますよね。
私は音読が誰からスタートするのか、分析していました。
名前の順、出席番号順、席順、今日の日にちの出席番号の生徒など。先生がこのような順番の決め方をしているクラスは多いのではないでしょうか。
出席番号の紙を手元に用意していました。すぐに何番目に自分の番がくるのか確認できます。
席順ならその場で急いで自分が何番目にまわってくるのか数えて、教科書の『。』を同じく数えて、自分がどこを読まなくてはいけないのか事前に確認していました。
くじ引きなど、『え、そういうパターン?』という決め方をいきなりしてくる先生もいますよね。
先生も他の生徒さんも、私たちの事情を知らないと、私たちが『いきなり黙り込んでしまった』『どうしたの?』『読むだけだよ』と思われてしまいます。
私は母から先生へ『スムーズに言葉を発せられないこと』を伝えてもらいました。
他の生徒さんにはあえて言わなくてもいいと思います。幼いとからかわれて、さらに嫌な思いをしてしまうかもしれません。
先生と事情を連携することによって、名前の順だけで音読をスタートして事前準備ができるようにしてくださったり、隣の席の生徒さんと2人ずつ音読するなど、対策を考えてくれるかと思います。
事前に自分がどこを読めばいいのか分かれば、前日にここを読むんだ!と心の準備も発音を工夫したりする練習もできます。
今日まで終わった段落に印をつけて、明日は次の段落からスタートだと確認したり。
わざと少しだるそうに読んでみたり、小さな声でモゴモゴ読んでも大丈夫です。はっきりシャキシャキ話すような、100%を目指す必要はないです。
母がいつも先生に加えて言ってくれていたのが『人と少し違うけれど、だからといって特別扱いはしないでください』と。毎回この言葉に救われていました。
逆に吃音があるからといって周りから特別扱いされてしまうと、そのことに触れないでほしいと思ってしまいます。
もし先生がこの記事を読んでくださっていたら、みんなと変わらない対応で、音読の時など声を発さなくてはいけない場面では少し手を加えて調整していただければ幸いです。
私は高校まで先生に吃音についてお伝えしていました。吃音症の私が耐え抜いた日直や発表、就職活動等についても今後書いていこうと思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
良い一日を過ごせますように。